おば革命

歳を重ねることは楽しい! 『オバサン』のイメージを変革

歳を重ねることは楽しい!『オバサン』のイメージを変革

おしゃれについて考える。

みなさん、こんにちは。やっこです。

 

中年になり、様々な変化を感じるようになってきました。

今まさに、おばさんとしてプラスイメージになるか否かの分岐点にいると
感じています。

そして、その変化を感じるひとつが、おしゃれについてです。

 

最近ふと思いました。

 

おしゃれってなんだろ?

 

おしゃれか、おしゃれじゃないかは判断基準のひとつで、
その基準は自分の何となくの感覚です。
あのひとおしゃれ!とか、おしゃれな家だなとか、おしゃれ店だなとか、
どちらかを選ぶときも、とりあえずおしゃれな方を、
なんて感じで、おしゃれでジャッジすることは多いです。

でも、おしゃれって何なんでしょうね。

特別なカテゴリーとして使っていたおしゃれも、
最近はどうも違うような気もしてきました。

みなさんが思う、おしゃれってなんですか?

今回、改めておしゃれについて考えたいと思います。

 

 

 

 

 

 

f:id:create_oba:20210619101713j:plain

おばさんのおしゃれについて

 

変化するおしゃれの定義

ファッションに興味をもつだけでおしゃれだった10代。

流行をいち早くキャッチし、流行り服、流行りのメイク、流行りの髪型をすることが
おしゃれと思っていた20代。

流行りを選別しながら、自分らしさを表現することがおしゃれだと感じた30代。

さて、40歳を超えた今、
流行りを追うのもなんか違う気がするし、
ブランドに身を包むのもブランドに自分が負けてしまうし、
今っぽくない気もするし、何よりらしくない。
定番でシンプルがいいよねって思っても、
シンプルな服装でのオシャレ感って結構難しいと気づく。
おしゃれな人を真似てもなんだかしっくりこない。

ここにきて、おしゃれを深く考え始め、おしゃれの謎にハマっています。

 

言葉の意味から考える

そもそもおしゃれってどういう意味なのでしょうか。
言葉の意味から探ってみたいと思います。

 

おしゃれ【お洒落】

1. 《名ノナ》気のきいた服装・化粧やポーズに心掛けること。そうする人。

「―な男」

2.《ダナ》(心をくすぐるばかり)しゃれた。「―なドレス」

引用元:Oxford Languages

お‐しゃれ【▽御×洒▽落】

[名・形動](スル)服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ること。
洗練されていること。また、そのさまや、その人。「お洒落な若者」「お洒落な店」
引用元:goo辞書 

 

気の利いた
流行に乗った、整った身なりであるさま。
快く感じさせるような配慮がされているさま。

洗練
[名](スル)《物を洗い、または練ってよくする意から》
1 詩歌・文章の表現を推敲して、よりよいものにすること。「—を極めた文体
2 人柄や趣味などを、あかぬけのした優雅・高尚なものにすること。「—された着こなし

あか抜ける
スマートで、洗練されること。主に、野暮ったい雰囲気だった人が、服装や化粧などを変え、お洒落な雰囲気になる様子を指す。

引用元:Weblio

 

洒落(しゃれ)

人を笑わせる気の利いた言葉。冗談事。

 

洒落(しゃらく)

心がさっぱりしていて物事をこだわらないさまを意味する。粋。

 

さて、言葉の意味を色々と調べてみて、気になるポイントがこちらです。

・気の利いた

・流行にのった整った身なり

・洒落(しゃれ/しゃらく)

この言葉が、おしゃれについて考えるヒントになりそうです。

 

 

f:id:create_oba:20210619112326j:plain

変化するおしゃれ

 

気の利いた服装の変化

近ごろ、気の利いた服装の変化を感じています。

おそれらく前は、周囲に対して気の利かせたファッションをする時代でした。
これがおしゃれなんだよって誰かに伝えているようなファッション、
そして今の流行はこれってはっきりしていました。

しかし今は、自分に向けて気の利かせるファッションをする時代なのかなと
思っています。
なんとなくこんな感じが今っぽいよねっていう流行りはあるものの、
これが流行りっていうのがあまりはっきりしていません。

そして、だんだんとカジュアル化し、着飾るように加えていくよりも、
自分が着心地の良いものをサラッと着る、
省いていく方に重きをおくようになってきたんだと思います。

そんなラフさを整えていくのが今のおしゃれかもしれません。

 

流行にのった整った身なり

流行にのったというと、
流行に敏感なおしゃれ、流行をうまく着こなすことと考えがちですが、
今は、流行りのアイテムで身を包むことだけではないのかもしれません。

今の時代に合わせつつも、自分の生活スタイルにあったファッションをすること、
自分らしく楽しむことが流行にのった身なりなのかもしれません。

 

おしゃれの方程式はもう通用しない

学生時代から社会人になって間もない頃までは、
生活のパターンもそんなに大差を感じませんでしたが、
歳を重ねるにつれて、仕事、家庭、結婚、出産、育児、介護などなど、
そのタイミングは人それぞれで、生活パターンも人それぞれ、
そして生き方もそれぞれ、環境も変化していきます。
だんだんとそれぞれがはっきりしてきます。

そうなると、おしゃれもそれぞれ、
これがおしゃれっていう答えは、ひとつではなくなってきました。
その人の今の生活スタイルにあった自分らしい身なりを楽しむことが、
おしゃれなのかもしれません。

 

おしゃれは、洒落(しゃれ)と洒落(しゃらく)

正装もカジュアルになってきていると感じる今、
雑誌やSNSでもカジュアルでシンプルな服装が多くみられます。

そんな中でもおしゃれと感じる人は、
自分に気を利かせたおしゃれを楽しんでいます。
そして、自分に気を利かせながらも、周囲にも気を利かせていて、
(清潔感とか魅力的に見せるとかでしょうか)
だけどそれは飾りすぎていない、さり気なさを感じます。

ですが、シンプルなスタイルってなかなか難しいものです。

私は、服装に個性を感じる人に惹かれますが、
飾らないシンプルなファッションの人でも目を引きます。
それは、ただ見た目だけをみているわけでもなく、
さらにその先、生き方におしゃれを感じているからです。

特別な格好をしていなくてもおしゃれに見える人は、
そんな心のおしゃれが見えているのかもしれません。

そう思うと、シンプルをおしゃれに見せれる人は、
洒落(しゃれ)と洒落(しゃらく)が備わっているように思えてきました。

そう、おしゃれな人は、心がおしゃれなんです。

粋な心があるのでしょう。

 

心がおしゃれと感じる人

心がおしゃれな人ってどんな人かなって考えてみると、

・日常を面白いと感じられる人。

・面白そうと行動ができる人。

・自分との対話が上手な人。

・時代がわかっている人。

・今の自分のライフスタイルにあったスタイルをしている人。

・整っている人。

こんな人が洒落(しゃれ)と洒落(しゃらく)を持ち合わせた、
おしゃれな人かなと思います。

 

結局、おしゃれは人それぞれで、これを着ていれば間違いない、
なんていうお決まりはなく、
おしゃれな心を持つことがおしゃれで、
服装などでおしゃれを作ることはおまけなのかもしれません。

 

そんな心のおしゃれをつくるのには

自分に興味をもち、自分を好きでいること。
自分に自信を持つこと。
でも甘やかしすぎないこと。
そして遊び心を忘れないこと。

それが大切だと思います。

そうやって自分をみつめ自分に洒落込むと、
本当のおしゃれが見つかるかもしれません。

 

さいごに

20代の私は、おしゃれな人を見るたびにファイティングポーズをとっていました。
おしゃれバトルのリングに堂々とあがろうとし、負けん気が強かったんです。
私ももっとおしゃれでいなくては、と力んでいました。

でも今の私が目に止まる人は、見た目におしゃれな人だけど、何かが違う、
服を通して、その人の生き様を見ているようです。

そういう人がおしゃれなんだと気づきました。

 

年齢を重ねるごとに個性は強くなってきます。

ファストファッションブランドも増え、服を選ぶのが簡単になった今、
誰もがその年の新しい服を買いやすくなりましたし、
選べばそれなりのおしゃれは楽しめます。

ですが、みんなとおなじ服でおしゃれに見せれる年齢はとうに過ぎています。

だとしたら、年齢とともに心をおしゃれにしていくことが、
これからの私たちのおしゃれなのだと思います。

 

さてこれから、私も心を洒落込むとしよう。