『姿勢』
美しい人は姿勢が美しい。
というより、姿勢が美しいから、全てが美しく見える。
それは容姿の美しさだけではなく、心の美しさも感じる。
みなさん、こんにちは。やっこです。
先日、買い物にでかけたときのことです。
ついつい私の人間観察ぐせが出てしまったのですが、
駐車場に向かうためにエレベーターを待っていると、
私の斜め前に立っていた人が、エレベーターの向かいにある鏡で、
自分の横姿を見ていました。
背中側のシャツの裾が気になり、服装チェックをしていたようです。
裾を整えて、後ろ姿を確認して、エレベーターがくるまでの間、
念入りに身だしなみの確認をしていました。
そこで、私は思わず、ツッコミを入れたくなってしまったんです。
「いやいやいや」と手を振りたい衝動をなんとか抑え、
心のなかでツッコミをを消化しました。
というのも、私がどうしてもツッコミたかったのは、
姿勢です!
上半身が前かがみで、首も前に出てしまっていました。
もうそれだけで老けて見せてしまっています。
「あぁ~、もったいない。。。」
「服装よりもまずは姿勢を見てほしい。」
「せっかく鏡を見たんだから、姿勢を正せばいいのに・・・。」
姿勢を意識すればもっと素敵なのに、と思うことがよくあります。
どんなに素敵な服装をしていても、メイクをばっちりしていても、
髪を綺麗にスタイリングしていても、姿勢が悪いと、素敵な要素は全く気づかれず、
姿勢が悪い人の印象しか残らなくて、台無しです。
「姿勢を正せばもっと素敵に見えますよ!」と教えてあげたい。
でも、見ず知らずの人にそんな事を言ったら、
今話題になっている、『ボーリングやゴルフを見ず知らずの人に教えたがる人』
と同じ。
そんなことは言えません・・・余計なお世話です。
ですので、この場で伝えたい!姿勢は大事です!
せっかく鏡を見たんだから、姿勢を意識しましょう。
そして、みんなで美しくなりましょう。
私が小学生のときに、父に言われたことがあります。
「女性は、字と姿勢がきれいなら、頭良く見える」
そう言って、私は書道教室に通っていました。
今思うと、なんて雑な言葉。
差別的発言だと問題になり得ます。
きっとこれを読んで、イラッとする方もいるでしょう。
しかし、いい表現ではないですけど、
字がきれいな人、姿勢の美しい人は、魅力的です。
私が覚えている数少ない父からの教えの一つですが、
姿勢の話になるといつも思い出す言葉です。
それからか、姿勢を正すことは、いつでも私を意識するきっかけになります。
決して自慢の美しい姿勢ではありませんし、常にきれいな姿勢を保ててるわけでもありません。気づけば腰に負担をかけるような姿勢だったりもしますし、姿勢を意識しすぎて体が硬直してしまうこともあります。
でも、姿勢を気にするタイミングが、自分に目を向けるタイミングだったりします。
姿勢が悪いときには、体が教えてくれます。
体の側面や股関節が硬くなっていたり、ふくろはぎや太ももの裏が縮こまっていたり、肩こりや腰痛が始まります。
その時は、姿勢がよくないからだと気づきます。
下腹部や背中にお肉がつきやすくなった時も、最近、姿勢を意識していなかったかな
と、自分に意識が向きます。
そして、疲れていたり、気分が落ち込んでいたりすると、姿勢は悪くなっています。
そんなときは、ふと見たガラス窓に映る自分に、姿勢を正そうと声をかけます。
階段では、上がろうとする意思に足がついていかず、ついつい前かがみで
上ってしまいがちです。
階段の上り下りでは上半身をまっすぐ保つことに気をつけると、
下半身をちゃんと使って日常生活で体を鍛えれるかなと、自分に意識を向けます。
『姿勢』
姿勢を意識できているときは、心に余裕があるように感じます。
だから姿勢が美しい人は、心が美しく見えるのでしょうか。
姿勢を正すことは、自分を老けさせないことでもありますが、
自分に目を向けてあげる、自分の声に耳を傾けてあげるタイミングだと思います。
素敵なオバサンは、ここから始まるような気がしています。