おば革命

歳を重ねることは楽しい! 『オバサン』のイメージを変革

歳を重ねることは楽しい!『オバサン』のイメージを変革

頑張り過ぎたら、組織のはみ出し者になりました。

みなさん、こんにちは。やっこです。

 

突然ですが、私はこの度、組織のはみ出し者になりました。

 

そんな組織のはみ出し者になった会社員の私が、
今回、仕事の向き合い方の失敗談を自分が思うままに綴っていきたいと思います。

失敗談というのが正しいのかどうかも考えましたが、
たどり着いた先が「ただのはみ出し者」でしたので、おそらく失敗談です。

ぜひ皆さんのご意見を聞かせてください。

 

さて、ここからはみ出し者の私の話です。

 

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組織からはみ出した私

 

今の会社に勤め始めて10年未満。

 

誰かが手放したものを拾い集め、
そしてまた、他の誰かが手放したものとの溝を埋めようと頑張っていた。
それが仕事を効率よくスムーズに進めていく手段だと思っていた。
誰かが手放してしまうのなら仕方ない、自分がやればいい、そう思っていた。

 

周囲からは頑張り過ぎなんだよと。

 

そうかもしれない、
だけど頑張らなさ過ぎがいるから、
見て見ぬ振りをする人がいるからやっているんだけど・・・
と言いたくなるのをいつも心にとどめていた。

 

一つの仕事の始めから終わりまでが見える位置にいた私にとっては、
今なにをするべきか、このあとどこに続くのかが見えていた。
そのために何が必要かを考えると、私には手放すことはできなかった。
最後には自分がしわ寄せを受けることはわかっていたから。

だけど、本当にそこまで必要なのだろうか。

たしかにそこまでする必要はないのかもしれない。

そういつも自分に問いかけながらも、頑張ることが身体に染みついている私には、
やめることはできなかった。

 

私はアンパンマンを気取って、自分の顔をちぎってはみんなに分けて、
それでみんながハッピーならそれでいい、私もハッピーなんだって、
そう思っていた。

でも私はアンパンマンにはなれなかった。

自分の身をちぎるだけちぎって、ちぎり過ぎだよっていう自分の心の声を無視して、
気づいたらそこに私は存在しなくなっていたのだ。

 

溝を埋めることに必死になり、
結果、周囲は溝があることさえ知らなくなってしまった。

 

気づけば、
夕飯の時間なると、箸が並べられ、食事が出てくるのをただ待つ人にしか、
みんなが見えなくなってしまっていた。
時間どうりに出てこない食事に怒り、箸がないと箸がないことを告げるだけ。
自分で取りに行くことはない。
自分の予定通りに進むことが当たり前で、準備が整っていないとふてくされ、
食事に手もつけない。
食事をこぼしたとしても誰かが片付けてくれる。
自分に非があるなんて思わない。

整った万全の状態でないと仕事をしない人を作ってしまった。

 

今の会社は8割くらいが勤続年数10年以上だろう。
そのうち、20年以上の人が半分以上をしめているかもしれない。

そんなみんなは、長く居続ける方法をとっくに熟知していた。

何か事件や事故、災害が起きたとき、周りに目を向けることなく、
自らが真っ先に避難できる人たち。
自分よりもまず誰かをなんて思うことはないだろう。

これは決して悪口を言いたいわけではない。

まずは自分、自分がちゃんとしてから他人、
という構図ができあがっているのだ。

それは、まずは自分が幸せになることを考える、
自分が幸せでないと他人も幸せにはできない、
と理解できている人たちだ。

 

いい意味でも悪い意味でも流すことや気づかないふりをできる人が、
組織に残れるのだと気づいた。

 

そして同じ温度で働くことが出来なければ、その組織でははみ出し物になり、
勝手にストレスを抱えるだけだと知った。

 

前の私ならみんなに牙を向けただろう。
でも今の私は、牙を持っていることを隠している。

 

これは周囲がいけないのか?

いや、声を上げずに黙々とこなしてきたからいけないんだ。

甘やかしすぎた教育みたいなもんだ。

 

そんなことをやっていて組織のためになっているのだろうか、
全く馴染めない。

 

どんどんはみ出していく。

 

はみ出した自分はこのままはみ出し続けていくか、組織の温度まで下げていくか、
組織での働き方が分からず、その場から逃げ出すことにした。

 

ギブアップ宣言をした自分を笑ってしまう。
周囲からしたら勝手にやって勝手にギブアップしたのだから。

いろんな声が聞こえてくるがそこは無視しよう。

 

さて、手放すと決めたとき、周囲は動き始めた。

何かが変わっていく。

変わらないものもある。

でもそれでいいのかもしれない。

変わらなくても気にしていないのだから、
それは必要ないことだったのかもしれない。

それでも組織は成り立っているのだからそれでいいのだ。

利益という結果もちゃんと出てるし。

 

 

そこで私は、ただのおせっかいババアだったんだと初めて気づく。

 

 

 

 

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はみ出すこともまた個性である。

 

昭和生まれの忍耐と根性、何事も一生懸命、頑張ることが当たり前を
今でも続けてきた私の失敗談でした。

 

 

みんなが前を向くことが当たり前と教育された世代。

時々生きづらさを感じることもあるし、抜けることのできない自分に苛立ちを感じることもあります。

だけど、個を大切にする今だからこそ、こんな私もいてもいいよねっと心から思えれば、はみ出し者も悪くないと思える日が来るかもしれません。

 

そんな私の『おば革命』は、まだまだ続きます。