みなさん、こんにちは。やっこです。
『距離感』
物理的な距離と精神的な距離、
距離感について、考えさせられる出来事が起きました。
先日のことです。
ゴミ捨て場に、3段の引き出しが付いたワゴンが置いてありました。
それは私が以前使っていたのと同じものだったので、
「同じもの使っていた人がご近所にいるんだなぁ」と思いながら
通り過ぎようとした時、
ふと目に入ってきた粗大ごみシール。
そこには、我が家の名前が書かれていました。
「え?え?、えええ?、ええええええええっ??!!!!!!!!」
この状況を理解するのに、時間がかかりました。
もう一度、粗大ごみシールを確認しました。
我が家の名前(しかもフルネームで書いてしまっていたよ・・・)と、
今ではない回収の日付が書いてあります。
「うん、うん、これ私が書いたよね、私の字だし。」
私が粗大ゴミに出したのは数年前。
少なくとも2年以上は経っているような・・・。
~ここからは憶測です~
おそらく私が捨てたあと、どなたかが使っていたのでしょうか。
錆びついていたし、引き出しのかごはいびつな形になっていたし、
ゆがんでいたから、引き出しをスムーズに引き出すことができなかったし。
そろそろ買い替え時かなと手放したワゴンですが、
その方には、まだまだ使える、もったいないと感じたのかもしれません。
処分品を持っていってしまう人がいるとは聞いていましたが、
まさか数年経って戻す人がいるとは思いませんでした。
私の想像を遥かに超えたこの行為、
私は、脳内に何か異物を入れられ、その異物が暴れ出したような感じでした。
(念の為お伝えすると、ワゴンは改めて粗大ゴミの回収にきてもらいました。)
このなんとも言えない気持ちが一段落したあと、私は思ったんです。
『距離感』
このワゴンを元々使っていた私のこと、
そして、そのあと数年経って手放した人のこと、
もし相手が分かっていたら、こんなことが起きなかったのではないかと。
そう、距離が遠すぎました。
私が今住む地域は、ご近所付き合いがあまりないように感じています。
挨拶を交わす人もいれば、シャイなのか、警戒しているのか、
挨拶がNGな人もいます。
ですので、もちろんお互いに名前さえ知りません。
この状況が、ちょっと距離が遠すぎるのでは?と、
今回改めて感じました。
そして、その他にもちょっと気になる距離感があります。
ちっちゃい話ですが、スーパーでの距離感です。
ひとつは、ショッピングカートで前を歩く人のお尻を押してくる人。
集中力が高く、自分の世界を持っている方なのでしょうか。
もしくは自分のペースを貫きたい意思の強い方なのでしょうか。
もうひとつは、前の人が買い物の品をまだレジ打ちしてもらっている状態で、
ポイントカードを店員さんに突き出している人。
流れをすごく気にする方なのでしょうか。
すぐに次の行動に行けるように準備しているのでしょうか。
そしてもうひとつ、通路ですれ違うときに接触してくる人。
わずかな隙間も見逃さずに突き進む人なのでしょうか。
これらのパターン全て、
私の距離感ですと、
もう少し距離をおいた方が?と思うのですが、
でもこれって、この方たちはなんとも思っていないと思うんです。
というのも、
これが、この方たちの距離感だからです。
距離感って人それぞれ。
挨拶くらいはしたいなという距離と、それさえも近いと思う距離。
世間話くらいならOKな距離と、「それ以上踏み込んでこないでね」な距離。
人一人分くらい空けてほしいなという距離と、「詰めたほうが効率的よね」な距離。
自分と相手の距離をどれくらい空けるかは、その人の感覚でしかありません。
そして、自分の感覚が相手の感覚と同じとも限りません。
それぞれ違う、だから距離感は難しいです。
では、どうすればいいのだろう・・・。
私が思うに、
まずは、人それぞれであることを理解すること。
そのうえで相手を思うこと。
自分の距離感が常識とは思わずに、
そして、相手の距離を気にしてみるのがいいのかなと思います。
でも、気にしすぎて相手に合わせることに寄せすぎてしまうと、
自分を見失ってしまうような気もします。
気にかけ具合が難しい。
でも、やっぱり思いやりは大切だと思います。
お互いが思いやれば、
ちょうどいい距離感ができるんじゃないかと思います。
友好的な関係を築けている人とは、
お互いがお互いの距離感を気にかけているように思います。
そして、関係が崩れる時、
それは、距離感がわが道になった時なのかなと思います。
『距離感』
・みんながみんな、同じ距離感ではない。
・互いに思いやりを持って、ちょうどいい距離感を保つ。
今回の出来事で、改めて距離感について考える機会ができました。
新年度が始まりました。新たな出会いもありますよね。
ほどよい距離感をもって、新たな出会いをいい関係にしきたいですね。