みなさん、こんにちは。やっこです。
先日、あるバラエティ番組を見ていたら、気になるテーマがありました。
そのテーマが、【歳を重ねることのポジティブ情報はないか】です。
歳を重ねると、「体の調子が悪くなる」とか、「頑張りがきかなくなる」とか、
「できない」ことのマイナス発言ばかりで、もっとポジティブな情報を知りたいと
いう話です。
このテーマについて、私と同世代の人たちが色々と話をしていました。
そして、無理やり探すも、結局、「20代よりここがいいということは特にない」
というのが答えでした。
(優しくなる、金銭的に余裕ができるなど無理やり絞り出していましたが・・・)
そんな中、進行役のアナウンサーが、
「若くていいな、まだ首にシワないんだなと、若い人を羨むことしかない」
と発言したことに、
「外見をすごく気にするよね。外見で戦ったことがないからそこは気にならない。
そこで戦っていると加齢が辛くなるよね。そこは諦めないと。そこではないでしょ、
戦い方は。」との返し。
この言葉はかなり深いと感じ、学びがたくさん詰まっているので、この言葉から
「歳を重ねること」や「戦いかた」について、考えていきたいと思います。
見た目を気にしなくてはならない職業
若い人を羨む発言をしたアナウンサーなど、人から見られる職業の方、美容関係の
仕事をしている方など、見た目を意識しなくてはならない、という人もいます。
その人の美が、仕事に直結している人です。
美しくありたいと思う気持ちは、人を前向きにしてくれるので、とても素敵なことですが、歳を重ねていくごとに変化する美に対し、『受け入れる』ことが大切だと思います。
美=若さを基準にしてしまうと、歳を重ねることが辛くなるだけかもしれません。
見た目の美しさは着飾ることだけでなく、年齢ごとの魅力があり、歳を重ねていくごとに、見た目に表れる美しさは、内面から出る美しさだと思います。
若いということは、これから経験を重ねて、その経験が魅力になっていく前であること。そのため、見た目の美しさが目立つかもしれませんし、外見を意識するのがわかりやすい美なのかもしれません。
しかし、歳を重ねるごとに、知識と経験が美しさに変わっていきます。
その変化を『受け入れる』こと。
「そこじゃないでしょ、戦い方は。」の言葉には、そういった意味が込められているかなと感じました。
容姿端麗な人ほど、戦い方のシフトが難しい?
誰でも見た目にこだわる時期はあると思います。
思春期を迎え、異性を意識した時とかでしょうか。
特に、容姿端麗な人はそれが強みとなり、その魅力を最大限に引き出していきます。
そして、その強みが自分の人生になる人もいます。
そういう人が、歳を重ねていくごとに変化する若い時とは違う美しさ、その美しさを受け入れられずに、若さに美しさがあると思いこんでしまった時、苦しさを感じるのかなと思います。
次の自分を見出すタイミングが分からなくなってしまうのかもしれません。
決して容姿端麗ではない私にも、見た目にこだわる時期はありました。
見た目で9割以上、その人の印象は違うと思っています。
見た目で、人とのコミュニケーションも、就職活動をするのも、影響があるのが現実だと思います。
ですが、私は見た目にこだわりはありますが、勝負するところではないと思っています。そこではない他での自分のあり方を模索しています。
そうすると、年を重ねることは辛くないことと気づきました。
年齢を重ねてからの見た目のこだわりは、清潔感
歳を重ねるごとに、知識と経験が魅力に変わると思いますが、それは見た目を気にしないのとはまた違うと思っています。
こだわるのは、清潔感。
決して着飾らなくても、知識と経験が自分にプラスアルファを与えてくれ、そして、清潔感を保つことが、何より魅力になると思います。
前を向いて受け入れること
よく歳を重ねることは諦めだ、という人もいますが、私は『受け入れる』ことだと思っています。
誰もが同じだけ月日が過ぎ、歳を重ねます。
だれでも年齢とともに衰えは感じますし、今まで頑張りすぎた箇所の不調は出てきます。
若い頃と比べてできなくなることも増えるかもしれませんが、できることもあります。
その変化と今の自分を受け入れていくことが、素敵に歳を重ねることだと思います。
若い人を見て羨むより、歳を重ねている人を見て、こんな素敵な生き方をしているんだと感じ取るほうがいい、そう思います。
親の背中をみるように、師匠の技を見て盗むように、前を見て感じ取っていきたいと思います。
歳を重ねることのポジティブな情報は、自分の経験を知識として伝えるのではなく、歳を重ねることを受け入れ、楽しむ姿を見せてあげることではないかと思います。
今回、何気なく見た番組から、『受け入れる』大切さを学びました。
私は本気でおば革命を起こしたいと思っています。
歳を重ねることがプラスであることを、ひねりにひねって、絞りに絞って、無理やりポジティブに考えないとならないのではなく、心から、素直に、歳を重ねること、オバサンになるのもいいもんだなと誰もが思えるように。
それは素晴らしいサクセスストーリーでなくても、ごくごく普通の、何気ない日常を過ごしていてもそう思えるように、私は今日も「歳を重ねること」について考えたいと思います。
いつか、歳を重ねる私のワザを誰かが盗みたくなる日まで。